■ 2012年12月02日(日)

 海外留学現地調査と情報システム学会2012年全国大会


 11月3日(土)からカミさんとシンガポール経由でマレーシアのCyberjayaとインドネシアのBatam島を訪問した。来年3月の定年を機会に現地の大学への海外留学を意識し始めたのが昨年のゴールデンウィークだったので、約1年半準備してきたことになる。
 昨年のノートには、7/21 ISSJ-2011論文検討「要件定義フェーズにおける組織的プロジェクトマネジメント成熟度の研究」と題して、事例調査から抽出した顧客の役割・権限・知識・スキル・理解度、プロジェクトへの顧客の関わり方、および顧客との契約形態などのキーワードが書かれたメモがある。
 アジャイルシステム開発についてもスクラム・ミーティング、スプリント計画、イテレーション(反省と改善)、知識を創り出す(顧客・テストからのフィードバック)などいろいろ妄想していたようだ。
 そのノートで7/28 には5つの事例の構造が明確になっていることから、1週間後にはその年の11月末に開催された情報システム学会(ISSJ)の全国大会での発表内容への進化したようだ。(https://www.necture.jp/tokyo-essay2/tokyo111127.htm)
 今回の旅行で訪問した大学は、サイバージャヤのMMU(https://www.mmu.edu.my/)とバタム島のUIB(https://www.uib.ac.id/)である。現地での住居となる不動産物件も各地で1日かけて見てきたので、これから来年にかけて具体的な活動にしていきたい。
 この旅行中に父が他界した。葬儀後の疲れで母が入院したこともあり、11月は15日間海外と富山で生活していたことになる。
 一段落する間もなく、12月1日(土)は予てからエントリーしていたISSJ-2012の全国大会(文教大学湘南校)でシスコシステムズの斉藤さんと発表を行った。斉藤さんは毎晩終電の勤務の後、私は海外と富山からe-MailとYahooグループでのコンテンツの確認を実施しながらの作業であった。
 文教大学湘南校の発表会場で石井信明教授から「PMIから発表に来て頂けるとは光栄です」とのメッセージを頂き、二人ともかなり疲労を抱えての発表会場入りだったが、帰りのバスの中では何かをやり遂げた後の達成感と安堵から満面の微笑となった。
 斉藤さんは翌日からサンノゼ本社への海外出張、帰国後はパートナーとの忘年会の嵐、私は入院中の母と連絡を取りながら父の四十九日と納骨を済ませなければならない。
 2012年の年末は少しゆっくりと過ごせることになるだろうか?

 (つづく)

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