■ 2012年12月30日(日)

 Fender Mustang Floorと企業内人材育成入門


 ついにFenderからギター用のエフェクターが発売された。その名もあのギター・ブランドMustangを冠するエフェクターである。
 https://www.facebook.com/welcomeback/requests/#!/photo.php?fbid=187707591368290&set=a.157529037719479.35498.100003871519294&type=1&theater このFender Mustang Floorは、往年の「'57 Deluxe, '65 Princeton やBritish '60s」といった13種類のFenderのアンプ・モデルと4つのエフェクターを選択して自由に組み合わせることができるのだ。
 2010年秋から練習を続けているクラプトンのコピーバンドLa Estrellaであるが、2年間待った最強のエフェクターを手にしてこれからが楽しみだ。
 昨年9月に岡谷のFive Penniesでジョイントライブを一緒にやった現地バンドSplash Pinkさんがみごと長野県おやじバンドフェスで準グランプリーに輝いたとの連絡があった。
 この勢いで5月の東京ライブを成功させよう。
 話題を変える。
 10月頃から親しくさせて頂いている平井丈裕さんから「企業内人材育成入門」という本を紹介して貰った。東京大学の中原教授が編者でその道の専門家が各章を担当したとあって内容の濃い本である。https://www.nakahara-lab.net/blog/
 256ページにHall, D.T. (2002) Career in and out of Organization.の文献を引用して「キャリアは一生涯にわたる仕事関係の経験や活動とともに個人がとる態度や行動の連なり」と紹介している。心理学者であり組織行動学者であるホールはキャリアを以下の4つの側面から定義したそうだ。
 @キャリアは成功や失敗を指すものではなく、また早い昇進や遅い昇進を意味するものではない。
 Aキャリアの成功や失敗はそのキャリアを歩んでいる本人が認識するものであって、研究者や雇用主、配偶者や友人といった他の利害関係者が見なすものではない。
 Bキャリアは行動と態度、モチベーションといった「主観的な側面」と、職務の選択や活動(たとえばある職を受け入れるのか拒否するのか)といった「客観的な側面」の両方から捉える必要がある。
 Cキャリアとはプロセスであり、仕事に関する経験の連続である。
 10-12月の鬼のような日々にこの本を読みながら「すとん」と眠れた。
 良書に巡り合えるとはなんと幸福なことだ。

 (つづく)

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